握手を交わす尹長官(左)とティラーソン長官(外交部提供)=16日、ボン(聯合ニュース)
握手を交わす尹長官(左)とティラーソン長官(外交部提供)=16日、ボン(聯合ニュース)
【ボン聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と米国のティラーソン国務長官は16日(現地時間)、ドイツ・ボンで20カ国・地域(G20)外相会合に合わせてトランプ政権発足後初めてとなる会談を開き、北朝鮮の核武装が最終段階に達したとの認識で一致し、共同で対応していくことにした。 会談は約25分間行われ、ほとんどを北朝鮮の核問題に費やした。 両氏は北朝鮮の核脅威への対応策として、中国の対北朝鮮圧力をけん引することを中心に議論したという。韓国の外交部当局者は「北をより強く圧迫するため、中国をどうやってけん引するかに関するティラーソン長官の関心が大きく、尹長官はそれについて詳細な話をした」と伝えた。 これと関連し、北朝鮮と取引する第三国の企業を制裁することで中国に圧力をかける「セカンダリー・ボイコット」を米国が推進することについても意見交換したとされる。 また、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件も取り上げられた。外交部当局者は「両長官は『極めて正常ではない事件』と表現した」として、「事態の深刻さを重く受け止めており、国際社会の対応について緊密に調整していくとの話をした」と紹介した。 ティラーソン長官は拡大抑止を含む米国の対韓国防衛公約をあらためて確認。「韓米間にはいかなる隙間もない」として、「韓国政府と国民は安心しても良い」と強調した。
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