金正男氏の後妻、中国大使館に遺体引き渡しの助けを要請

北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長の異母兄で、マレーシアで殺害された金正男（キム・ジョンナム）氏の2番目の夫人となるイ・ヘギョン氏が、中国政府に正男氏の遺体を引き渡してもらえるよう助けて欲しいと要請したことが分かった。

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　16日、マレーシアのマスコミ「FMT（フリーマレーシアトゥデイ）」は、政府関係者の話から、イ・ヘギョン氏がマレーシア駐在の中国大使館に要請したと報じた。

　マレーシアのザヒド・ハミディ副首相は、北朝鮮が正男氏の遺体引き渡しを要請してきたことを認め、全ての調査が終わった後に遺体を北朝鮮大使館を通じて親族に引き渡すことを明らかにしていた。

　ただ親族が誰なのかは明らかにされていない。正男氏の最初の夫人シン・ジョンヒ氏は中国・北京に、後妻のイ・ヘギョン氏は息子のハンソル氏、娘のソルヒ氏と共にマカオに滞在していると伝えられている。

　現在、正男氏の遺体はクアラルンプールジェネラル病院に安置されており、病院周辺には現地警察が厳重な警戒をしている。