【ソウル聯合ニュース】韓国軍の合同参謀本部関係者は16日の会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件を受け、状況を厳重に受け止めつつ確固たる軍事態勢を維持していると明らかにした。現在のところ「北の軍に特別な動向はとらえられていない」としている。 正男氏の毒殺を拡声器による北朝鮮向け宣伝放送で明らかにするかどうかについては、「軍は北の軍と住民に必要な情報を伝えている」として、「(正男氏の死因が)公式に確認されれば、検討する」との姿勢を示した。 韓国軍当局は北朝鮮の追加挑発に備え、米国との情報共有のほか対北朝鮮監視・迎撃態勢を強化したという。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0