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中国 北朝鮮産石炭の返送を決定=弾道ミサイル発射翌日に
【北京聯合ニュース】中国が、北朝鮮による弾道ミサイル発射の翌日に北朝鮮産の石炭を送り返すと決めたことが確認された。中国情報筋が15日伝えた。 中国浙江省温州市は13日、北朝鮮産の石炭1万6296トンについて水銀の含有量が基準値を超えているとして返送を決定した。温州の税関は、近くこの石炭を北朝鮮の南浦港に送り返す予定だ。 今回返送される石炭の量は100万ドル(約1億1400万円)相当で、外貨稼ぎに血眼になっている北朝鮮にとっては大金だ。 問題になった北朝鮮産の石炭は昨年10月に温州に搬入された。検査検疫局が検査を行った結果、このほど強化された石炭の質量規定に合わないとの判断が下されたとされる。 しかし、返送が決定されたのがトランプ米大統領の就任後、初めて北朝鮮が弾道ミサイル発射による挑発を行った翌日であることから、北朝鮮に対する無言の警告ではないかとの観測も出ている。 ある消息筋は「北朝鮮は中国への石炭輸出が主要な外貨収入源だが、返送されると打撃が大きい」と指摘。「その上、返送のタイミングが、北朝鮮のミサイル発射により国際社会で対北朝鮮制裁に対する中国の役割論が提起されている状況だという点は注目に値する」と話した。

