金正男氏殺害直前の防犯カメラに“韓国系の女”の姿＝マレーシア警察

マレーシア警察は北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男（キム・ジョンナム）氏（45）が殺害される直前、韓国系と見られる女が彼に接近する姿を空港内の防犯カメラを通して確保し、これを元に捜査をおこなっていると明らかにした。

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　マレーシアセランゴール州警察庁長は14日夜（現地時間）、現地メディアに対し、金正男氏を殺害したと見られる容疑者の顔がおさめられた空港の防犯カメラを入手し、調査中だと伝えたということだ。

　また「容疑者の身分を把握し、現地の法律による追加措置を取るため捜査力を集中している」と述べた。警察庁長によると、同容疑者は現場にいたもう一人の女と共にその場を去った。

　金正男氏の死亡はマレーシア警察が14日、公式的に確認した。金正男氏は“キム・チョル”という偽名で1970年10月生まれのパスポートを所持していたことも伝えられた。