【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は12日、北朝鮮が同日発射したミサイルが中距離弾道ミサイル「ノドン」よりも「ムスダン」の改良型である可能性が高いとの見解を示した。ミサイル発射の成否を判断するためには引き続き分析を進める必要があると説明した。 同本部の関係者は会見で「北が昨年実施した数回のムスダン発射実験が失敗に終わったことを踏まえ今回は新技術を適用したのではないかと判断している。固体燃料エンジンを搭載した可能性もある」と述べた。 北朝鮮は昨年4月15日から合計8回にわたりムスダンの発射実験を実施したが、同6月22日の実験を除き失敗した。 ムスダン発射実験で固体燃料を使ったことは一度もなかったとみられるため、今回発射した弾道ミサイルは新型の可能性があるとの見方も出ている。 同関係者は、北朝鮮が発射したミサイルについて合同参謀本部がノドンと推定した後にムスダンの改良型に修正した理由について、「飛行速度がノドン(マッハ9.5)を上回ったため」と説明した。 韓国軍当局は、北朝鮮が今回のミサイル発射について発表する内容に注目している。 北朝鮮が今回のミサイル発射を大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射と宣伝する可能性について、同関係者は「その可能性もある」としながらも、「われわれはムスダンの改良型や中距離弾道ミサイルとみている」と述べた。
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