【ソウル聯合ニュース】ソウル市とソウル大の人権センターが22日にソウル市庁で、旧日本軍の慰安婦被害の事例集刊行を記念した講演会を開く。 昨年末に刊行された事例集には、慰安婦を強いられ苦しみ続けた10人の被害者の生々しい証言がつづられている。昨夏に米国やタイの調査で見つかった公文書や捕虜尋問の資料、写真、地図などの関連資料も掲載された。 講演会では、事例集の刊行に携わった聖公会大東アジア研究所のカン・ソンヒョン教授と東国大対外交流研究院のパク・チョンエ研究員が講師を務める。被害者の女性たちに関する展示のほか、被害者女性たちへの言葉を書き残す催しなども行われる。 講演会の参加希望者は21日までにソウル市の公共サービス予約のホームページから申し込めばよい。申し込んだ人には事例集が渡される。 市は今年、慰安婦に関する記録物の管理事業と、韓国統監官邸の跡地に昨年造成された追悼公園「記憶の場」を活用する教育プログラムなどを通じ、痛みの歴史を記憶し、被害者を追悼する計画だ。
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