ジュンスさん。兵役を控えている(資料写真)=(聯合ニュース)
ジュンスさん。兵役を控えている(資料写真)=(聯合ニュース)
【済州、ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループJYJのジュンスさんが南部・済州島に建設、所有していたホテルの売却をめぐり批判にさらされている。 済州道西帰浦市にあるこのホテルは先月2日に釜山の会社に売却された後、ソウルの信託会社に所有権が移転され、ジュンスさんは売却益を得ていたことが8日まで分かった。済州道はジュンスさんの知名度の高さが観光客誘致につながると見込み、2014年1月にホテルがある地域を投資振興地区に指定した。これによりホテルは3年間の法人税と取得税、10年間の財産税、開発負担金が全額免除された。 済州道の関係者は「税の減免規模は大きくなく、法的な問題もないため、『食い逃げ』というほどのものではない」としながらも、投資振興地区指定の申請時に挙げていたK―POP関連やジュンスさんの名をつけたイベントなどの事業は難しくなったと説明した。 道はジュンスさんのホテル売却を受け、関係審議委員会に投資振興地区の解除を要請するとともに、これまでの税制優遇分を徴収する計画だ。 ジュンスさんへの批判に対し所属事務所は、多額の利子の返済と従業員の給与支払いなどでホテルの経営が難しくなり、専門経営者に売却したと説明した。これまでジュンスさんはホテル経営に個人の所得と投資を充ててきたが、兵役に就く期間は定期的に所得が発生しないため運営は難しいと判断したという。株式は引き続き保有するため完全に手を引くわけではなく、ホテル従業員の給与支給の遅れもなかったとした。
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