韓米国防相会談の様子(写真共同取材団)=3日、ソウル(聯合ニュース)
韓米国防相会談の様子(写真共同取材団)=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米国のマティス国防長官がトランプ政権発足後、初の外遊先として韓国を選んだことについて、「トランプ大統領の意向により韓国を最初に訪問することになった」と話したことが3日、分かった。 韓米国防相会談の結果報告を受けた国会国防委員会の金栄宇(キム・ヨンウ)委員長(与党セヌリ党)が聯合ニュースの取材に明らかにした。 金氏は「マティス長官が初めての訪問地に韓国を選んだのはトランプ大統領と直接話し合った後に決めたもの」とした上で、このような事実はマティス長官が直接、韓民求(ハン・ミング)国防部長官に話したものであり、トランプ政権の優先順位を反映した決定と説明があったという。 マティス氏の訪韓はトランプ政権の閣僚として初めての外遊であり、国防長官就任から約2週間での訪韓となった。 米国防長官の就任後初の訪問先に韓国が含まれるのは1997年以来、約20年ぶりとなる。当時は日本訪問後に韓国を訪れた。 金氏はまた米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍への配備について、「THAADの配備は自衛を目的に韓米同盟が決めたことであり、ほかの国のことを考慮する事案ではないという点で両国防相が意見を一致させた」と説明。その上で「『ほかの国』に言及したのは、やはり中国を意識したものとみられる」と話した。 韓国の印象については、「マティス長官はわが国にとても良い印象を受けたようだ」とした上で、「26年ぶりに韓国に来たが、韓国が発展した様子を見て驚いたそうだ」と伝えた。 マティス氏は2日、専用機でソウル南方の在韓米軍烏山空軍基地に到着した。3日に韓氏と国防相会談を行い、国立ソウル顕忠院(国立墓地)で献花した後、日本へ向け出発した。
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