青瓦台(資料写真)=(聯合ニュース)
青瓦台(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は3日、朴槿恵(パク・クネ)大統領に絡む疑惑を調べている特別検察官の捜査チームが早ければこの日午前にも同所の家宅捜索に乗り出すと伝わると、捜索は認められないとの方針をあらためて示した。 青瓦台関係者は聯合ニュースの取材に、家宅捜索を不許可とする方針を重ねて示した上で、「(資料を)任意提出する形で捜索に協力する」と伝えた。 青瓦台はこれまで、軍事上あるいは職務上の秘密を要する場所は責任者の承諾なく家宅捜索をすることができないという刑事訴訟法の規定を挙げながら、検察などによる青瓦台への立ち入りと家宅捜索を拒んできた。 特別検察官に先立ち疑惑を捜査していた検察が昨年10月末、青瓦台を家宅捜索しようとした際にも、青瓦台側は立ち入りを認めず、検察が要求した資料を任意提出の形で差し出した。 特別検察官の捜査チームは、朴大統領への対面聴取を来週行う方向で調整を進めている。その前に家宅捜索を行い、犯罪容疑を裏付ける証拠を確保する必要があるとみて、2日に地裁から捜索令状の発付を受けたとされる。 捜査チームは、朴政権に批判的な芸術家や俳優ら文化・芸術界関係者をリストアップした「ブラックリスト」の作成、主治医や諮問医でない医師による朴大統領への診療、青瓦台への無断出入りなどの疑惑に絡み、警護室、医務室、秘書室長室、民政首席秘書官室などの捜索を行う方針とされ、青瓦台との激しい神経戦が予想される。
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