韓国を訪問しているマティス米国防長官=(聯合ニュース)
韓国を訪問しているマティス米国防長官=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国を訪問しているマティス米国防長官が3日午前、ソウル市内で尹炳世(ユン・ビョンセ)韓国外交部長官と会談した。トランプ米新政権初の高官の来韓で、核問題を含む北朝鮮問題の対応に向けた韓米間の外交的な協調の方向性にどう影響を及ぼすか注目される。 両氏は脅威を増す北朝鮮の核・ミサイルについて認識を共有し、北朝鮮への対応に向け両国の協力の重要性を強調するとみられる。尹氏は北朝鮮の相次ぐ挑発を受けた国際社会の制裁・圧力の現況と、これまでの韓米間の協力過程を詳しく説明する予定だ。 その上で、今後いかに北朝鮮への制裁・圧力の包囲網を狭めていき、これを国際社会全体に広げ、北朝鮮の変化を促すかについても協議する見通しだ。併せて、韓中日関係をはじめとする北東アジア情勢に対し、大きな枠組みで意見交換する可能性もある。 マティス氏は前日に来韓。黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相を表敬、金寛鎮(キム・グァンジン)青瓦台(大統領府)国家安保室長と会談し、韓民求(ハン・ミング)国防部長官が主催する夕食会に出席した。これらの席で韓米同盟と北朝鮮核への対応の重要性を強調した。 3日は尹氏との会談に続き、韓氏と国防相会談を行う。国立ソウル顕忠院(国立墓地)で献花した後、日本へ向かう。
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