サムスン電子の李会長=(聯合ニュースTV提供)
サムスン電子の李会長=(聯合ニュースTV提供)
【ソウル聯合ニュース】韓国の株式富豪トップ、サムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が保有する上場企業の株式の価値が1年で急増したことが29日、分かった。 財閥情報専門サイト・財閥ドットコムによると、上場企業の総帥と家族が保有する上場株式の価値を26日終値ベースで評価したところ、李会長が評価額15兆2207億ウォン(約1兆4900億円)でトップだった。1年前に比べ4兆7235億ウォン(45.0%)増加した。 評価額が急増したのは、サムスン電子の株価が26日に一時200万ウォンを超えたことも影響した。李会長が保有するサムスン電子株の割合は3.52%。 一方、李会長の長男、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長は3位だが、評価額はサムスン物産の株価下落で同11.3%(8650億ウォン)減の6兆7714億ウォンと推計された。 2位の徐慶培(ソ・ギョンベ)アモーレパシフィック会長は評価額8兆1296億ウォンで同10.2%(9245億ウォン)減少した。米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備決定に伴い化粧品の対中輸出減少に対する懸念拡大の影響を受けた。 4位の鄭夢九(チョン・モング)現代自動車グループ会長は評価額4兆7734億ウォンで、同7.4%(3289億ウォン)増加した。 株価上昇に伴い、ここ1年で保有株式の評価額が増えた富豪のうち鄭夢準(チョン・モンジュン)峨山社会福祉財団理事長が目を引く。鄭氏は自身が筆頭株主の現代重工業の株価上昇により、評価額が同58.7%(3897億ウォン)増加し、1兆ウォンを超えた。 鄭氏のほか、鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)新世界グループ副会長、趙洋来(チョ・ヤンレ)ハンコックタイヤ会長も評価額が1年前より20%以上増え、1兆ウォン台となった。
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