装備を視察する韓民求・国防部長官(資料写真)=(聯合ニュース)
装備を視察する韓民求・国防部長官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の韓民求(ハン・ミング)長官は27日、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を「任意の時刻に発射」するなどと威嚇していることを踏まえ、首都圏にある地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)部隊を視察した。 韓長官の視察は、韓国軍当局が北朝鮮のICBM発射準備の動きを深刻にとらえていることを示している。パトリオットミサイルは、北朝鮮が発射したミサイルを高さ40キロ以下の上空で迎撃する防衛システムだ。 韓長官は「北の核とミサイルは韓国にとって最も直接的で実体のある脅威」だと述べた。核弾頭を搭載可能な中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1200~1300キロ)を高角度で発射し、韓国全域を攻撃圏に収めようとする北朝鮮の最近の動きを踏まえ、北朝鮮の弾道ミサイルだけでなく核兵器も韓国を直接狙っていることを強調した。 一方、空軍の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)参謀総長もこの日、北朝鮮の弾道ミサイルの追跡・監視を担う防空誘導弾司令部所属の部隊を視察した。 北朝鮮は今月初めごろ2基の新型ICBMを製造し、移動式発射台に搭載したとされる。韓米の軍当局は、北朝鮮がICBMを北西部の平安北道・亀城や西部の平安南道・粛川、東部の江原道・元山などから発射する可能性があるとみて、偵察衛星などによる監視を強化しているようだ。
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