現代自動車と傘下の起亜自動車=(聯合ニュース)
現代自動車と傘下の起亜自動車=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】昨年決算で営業利益が6年ぶりに5兆ウォン(約4億8000万円)台まで落ち込んだ韓国現代自動車の崔秉チョル(チェ・ビョンチョル)財経本部長(副社長)は25日、今年の経営戦略を発表し、新車発売や小型スポーツタイプ多目的車(SUV)のラインナップ強化で実績回復を目指す計画を示した。 米国市場では今年前半に中型セダン「ソナタ」や高級車ブランド「ジェネシス」の新モデルのほか、エコカー専用車「アイオニック(IONIQ)」、ハッチバック「i30」を発売する計画だ。 また、米アラバマ州の工場で生産中のSUV「サンタフェ」の供給量を昨年の3万2000台から今年は6万5000台と2倍に引き上げる。 同社関係者は「トランプ新政権の保護貿易主義で対米貿易黒字国に対する圧迫が予想される」とした上で、「政策の変化をモニタリングし続け、販売への影響を最小限に抑える」と述べた。 小型車販売の減税幅が縮小された反動で販売への影響が予想される中国市場では好調なSUVのほか中国市場に合わせた新車を投入する計画だ。 ロシアやブラジルなどの新興市場でも新車を発売する。昨年の新興市場での不振を挽回するため、国の事情に合わせたモデルを投入する方針という。 この日発表した17年の事業計画では、海外販売目標を333万2000台に定めた。中国が125万台、インドが67万2000台、米国が38万台、チェコが35万台、その他が68万台。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0