保守系の京畿道知事が大統領選出馬宣言＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系新党「正しい政党」所属の南景弼（ナム・ギョンピル）京畿道知事が２５日、年内に行われる大統領選への出馬を宣言した。　南氏は「雇用創出大統領」を掲げ、青年やキャリアが断絶した女性、障害者、引退した高齢者などすべての国民が働ける国を作ると述べ、雇用政策に力を注ぐ考えを強調した。　また、国家の「リビルディング」の必要性を訴え、「米・日・中・ロによる北東アジア４強の旧時代を終わらせ、世界を率いる新たな５強の時代を開く」と強調。そのためには「権力を独占する古い政治を捨て、権力を共有し協力する新しい政治が必要」として、世代交代を訴えた。　また、「革新と挑戦の企業家精神が消え去った財閥中心経済から脱皮しなければならない」として、「硬直した権威主義的な社会文化も変えるべき」と強調した。　与党セヌリ党で朴槿恵（パク・クネ）大統領と距離を置く非主流派の「非朴派」だった国会議員らにより２４日発足した正しい政党から大統領選への出馬を表明したのは南氏が初。与党セヌリ党からは李仁済（イ・インジェ）元最高委員が出馬表明している。