男性の育児休暇取得者が増加している=(聯合ニュースTV提供)
男性の育児休暇取得者が増加している=(聯合ニュースTV提供)
【ソウル聯合ニュース】韓国の雇用労働部は24日、昨年の男性の育児休暇取得者数が計7616人となり、前年比で56.3%増加したと発表した。育児休暇取得者全体の8万9795人のうち、男性の割合は8.5%となり、同2.9ポイント上昇した。 企業規模別では従業員300人以上の大企業の男性育児休暇取得者が全体の48.8%を占めた。前年比の伸び率は64.9%となり、高い水準を示した。中小企業でも男性の育児休暇取得者が増加しており、全体的に男性の育児休業が拡大している。 育児支援制度の「お父さんの月」の利用者数は2703人となり、前年比で約2倍増え、男性が89.6%を占めた。同制度は同じ子どもについて夫婦が順番で育児休暇を取得する場合、2番目に休暇を取る親に対して3カ月分の給与を通常賃金の100%(最大150万ウォン、約14万円)まで支給するもの。 また、育児休暇の代わり、労働時間を短縮して仕事と育児を両立できるようにした育児期勤労時間短縮制度の利用者も中小企業を中心に広がっている。昨年の同制度の利用者は2761人となり、前年比で33.9%増えた。男性の利用者は2倍以上増加した378人だった。 韓国政府は中小企業への育児休業支援金や代替要員採用への支援を拡大する方針だ。妊娠期に育児休暇を取得でき、育児期勤労時間短縮制度の使用期間を最大2年まで拡大する「男女雇用平等と仕事・家庭両立支援に関する法律」の改正案の成立も進めている。
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