潘前国連総長(資料写真)=(聯合ニュース)
潘前国連総長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長側は21日、米当局が韓国側に対し、中東の当局者に賄賂を渡そうとした罪で起訴した潘氏の弟、パン・ギサン氏の逮捕と身柄の引き渡しを要請したとの報道について、「親せきの問題でご心配をかけ、申し訳ない」とのコメントを出した。 潘氏は韓国次期大統領選への出馬に意欲を示しており、大統領選に向けた動きに影響を与えるのか注目される。 潘氏は「報道された通り、韓国と米国の法務当局間で協議が行われているのなら、厳正で透明に手続きが行われ、国民の疑問が解消されることを望む」と強調した。ただ、「事件については全く知らない」とし、事件への関与は否定した。 法曹界などによると、韓国法務部は米法務省がパン・ギサン氏の逮捕を要請したことを受け、具体的な対応を調整しているとされる。 韓国の建設会社、京南企業の顧問などを務めた同氏と息子はベトナムの高層ビルを売却するため、中東の当局者に250万ドル(約2億9000万円)の賄賂を贈ろうとしたなどの罪で、今月10日に起訴された。
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