会見するリッパート氏=20日、仁川(聯合ニュース)
会見するリッパート氏=20日、仁川(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】駐韓米国大使を2年3カ月務めたマーク・リッパート氏が20日、離任前に仁川国際空港で記者会見し、「駐韓米国大使として勤務できたことは大きな栄光だ。韓国を離れることは悲しいが、これからも韓米関係の一助となるよう最善を尽くしていきたい」と韓国語であいさつした。 韓米同盟については「歴史上最も強力な状態だ。未来の丈夫な土台であり、躍動的な努力を共に追求すると同時に異なる意見を調整するメカニズムも構築されている。今後、両国が協力する機会は無限だ」と評価した。 リッパート氏は2014年10月に歴代最年少(41歳)の米国大使として赴任。15年3月に韓国人の男に刃物で切りつけられ重傷を負ったが、退院当時「今回の事件を機に韓国に対する愛情がさらに深まった」と述べるなど、気さくな人柄で韓国社会に溶け込もうとしたとの評価を受けている。 後任者への助言として「絶対に(韓米同盟強化から)後退せず前進するようアドバイスしたい。韓米関係をよく理解するためには『情』が必要だ。本を読み、報告を受けながら大使を立派に務めることは可能だが、外に出て韓国人の情を直接感じてみてほしいと言いたい」と語った。
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