出勤のため地下鉄駅に向かう市民=20日、ソウル(聯合ニュース)
出勤のため地下鉄駅に向かう市民=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】20日未明ごろからソウルは大雪に見舞われ、地下鉄駅やバスの停留所が公共交通機関で通勤しようとする市民で混み合う一方、道路は自家用車が少なく、すいている。 韓国気象庁によると、ソウルは午前7時に6.3センチの積雪が観測された。 交通量が多い大通りの積雪は比較的少ないが、住宅街の路地は除雪されておらず、足元に注意しながら歩く人の姿が見られた。 普段は自家用車で通勤する市民の多くも、この日は大雪注意報を見て公共交通機関を利用しているようだ。市の西部から中心部に出社する30代の男性会社員は「積雪で渋滞すれば帰りも大変そうなので、車を置いてきた」と話す。普段より20分ほど早く自宅を出たという。 地下鉄駅は朝早くから混雑している。乗客が通常の2倍に増えた車両もある。 道路では自動車がスピードを落として運転している。慣れない雪道に交通事故も起きている。 タクシーを利用しようとする市民も多い。20代の女性会社員は「いつもと違ってタクシーが20分以上つかまらず、配車アプリでも無理だった。仕方なく地下鉄で出社したが、朝から疲れた」とこぼす。  一方、すっぽり雪で覆われた街の景色を楽しむ人もいる。30代の男性会社員は「思った以上に積もっていてびっくりしたが、うれしくて、出社しながら何枚も写真を撮った」と話した。 気象庁によると、雪は午前9時ごろから弱まり、正午前にはやむと予想される。
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