潘基文氏=(聯合ニュース)
潘基文氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国次期大統領選の有力候補と目される潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が12日午後、帰国する。 潘氏は仁川国際空港に到着後、「帰国メッセージ」を発表し、国民和合と国家統合を呼び掛ける予定だ。国連事務総長としての10年間の活動を説明するほか、朴淵次(パク・ヨンチャ)元泰光実業会長から2005年と07年に計23万ドル(約2700万円)の裏金を受け取ったとする報道についても釈明する。 報道陣との質疑応答では、朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件、旧日本軍の慰安婦問題をめぐる韓日合意、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備などに対する見解を示すとみられる。 13日には国立ソウル顕忠院(国立墓地)を訪れ、李承晩(イ・スンマン)、朴正熙(パク・チョンヒ)、金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)の各元大統領の墓参りをする。14日は故郷の忠清北道・陰城で先祖の墓参りをした後、同道・忠州に住む母親を訪ねる。15日にソウルへ戻り、今後の活動を参謀らと協議する。 黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相、丁世均(チョン・セギュン)国会議長、梁承泰(ヤン・スンテ)大法院長(最高裁長官)との面談も行う予定だ。
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