北朝鮮の外務省報道官のICBMに関する発言を伝える朝鮮中央テレビのアナウンサー=8日、ソウル(聯合ニュース)
北朝鮮の外務省報道官のICBMに関する発言を伝える朝鮮中央テレビのアナウンサー=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は9日の定例会見で、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した場合は「われわれと国際社会の制裁と圧力に直面する」と警告した。 北朝鮮外務省の報道官は8日、朝鮮中央通信の質問に対し「ICBMは最高首脳部が決心する任意の時刻に、任意の場所から発射される」と述べ、威嚇した。  鄭氏は、北朝鮮による挑発の脅威が国際社会の平和と安定を脅かしていると指摘した上で、「北は自ら非核化と変化の道に踏み出すべきだ」と促した。  ICBM発射の兆候については「特別なものはまだない」と説明した。 また、北朝鮮が最近になってICBMの発射実験をほのめかしながら威嚇を続けている理由については「米国に圧力をかけるためではないか」と述べた。挑発を続けるという立場を堅持することで米国の態度を変化させ、ICBMを発射したときの責任も米国に転嫁しようという意図があるとの見方を示した。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0