北朝鮮の前駐英公使 記者団と懇談会7月に脱北して韓国に亡命した北朝鮮のテ・ヨンホ前駐英公使が政府ソウル庁舎で開かれた統一部担当記者団との懇談会で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制の実態などを語った=27日、ソウル(聯合ニュース)(EN
北朝鮮の前駐英公使 記者団と懇談会7月に脱北して韓国に亡命した北朝鮮のテ・ヨンホ前駐英公使が政府ソウル庁舎で開かれた統一部担当記者団との懇談会で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制の実態などを語った=27日、ソウル(聯合ニュース)(EN
【ソウル聯合ニュース】昨年7月に脱北して韓国に亡命した北朝鮮のテ・ヨンホ前駐英公使は8日までに、聯合ニュースのインタビューに応じ、「いつでも米国を訪れ、米国民と政策立案者に北朝鮮の実情を伝えたい」と述べた。 テ氏は「北朝鮮の核開発の真の意図を正しく伝え、合理的で正確な対北朝鮮政策を立てることに役立つなら、米国訪問も辞さない」と述べ、トランプ新政権が正しい対北朝鮮政策を打ち出すことに貢献したい考えを示した。 テ氏は昨年12月末に行った記者会見で、「金正恩(キム・ジョンウン)がいる限り、北朝鮮は核兵器を放棄しないだろう。1兆ドル(約115兆円)、10兆ドルを与えると言っても核兵器をあきらめない」として、「朝鮮半島での核の惨禍」を防ぐため、積極的な対外活動を行うとしていた。 テ氏は「最も重要なのは強固な韓米同盟を維持すること」として、韓国と米国が対北朝鮮政策で連携を強化する必要があると強調した。 また、「2017年の朝鮮半島情勢は非常に不安定だ」と指摘し、「朝鮮半島情勢を安定させるためには韓国が予測可能な国にならなければならない」と述べ、対北朝鮮政策に一貫性を持たせることの重要性を強調した。その上で、「周辺国も北朝鮮がこうする時は韓国はああすると予測し、それに合わせて政策を策定するが、今は韓国自体が予測不可能な国になっている」と指摘した。 北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発目標に関しては、「2017年末、18年初めには終えることが目標」と明らかにした。 金正恩・朝鮮労働党委員長が今年の「新年の辞」で自己批判的な発言をしたことについては、「政策的な欠乏がもたらした困難と住民の不満を幹部のせいにする意図がある」として、「幹部たちを処刑していることを合理化するもの」と説明した。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0