昨年の訪韓観光客 過去最高に=中国「報復」で先行きは不透明

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昨年の訪韓観光客 過去最高に=中国「報復」で先行きは不透明
昨年の訪韓観光客 過去最高に=中国「報復」で先行きは不透明
訪韓観光客1700万人突破を記念して行われたイベント(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】昨年1年間に韓国を訪れた観光客は1700万人超で過去最高となったが、中国政府が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備の「報復」として韓国旅行を制限する動きを見せており、韓国政府が今年立てた外国人観光客の誘致目標1800万人の達成を危ぶむ声も上がっている。一方、昨年日本を訪れた観光客も過去最高となり、約2400万人に達したとされる。

◇韓国観光への圧力強める中国

 中国当局はこのほど、旧暦の正月である春節シーズンを前に1〜2月の韓国行きチャーター便の運航を不許可とした。中国はTHAADの韓国配備に対抗する形で、韓国のドラマや映画、番組など韓流コンテンツを締め出す「禁韓令」を出し、中国での韓国芸能人の活動を制限しているとされる。

 チャーター便の運航許可を出さなかったのも「禁韓令」に続く措置とみられ、中国で観光分野に対する圧力がさらに強まることを懸念する向きもある。

 中国当局は昨年11月には一部地域の旅行代理店に対し、今年4月までに韓国を訪問する中国人観光客を前年比20%減らすとの指針を伝達し、一部の大手旅行代理店には団体観光の集客を前年水準以下にとどめるよう指示したとも伝えられた。

 韓国の今年の外国人観光客誘致目標(1800万人)のうち、中国人観光客の目標は830万人だ。

 文化体育観光部の関係者は「中国人観光客のチャーター便の利用割合は低く、チャーター便利用客のほとんどが(苦情の多い)格安ツアーの客のため、格安ツアーを根絶するチャンスになる」と述べ、「外国人観光客の目標数は対外的な状況を考慮して低めに見積もったため、十分に達成可能だとみている」と説明した。

◇訪日外国人観光客は2千万人超え

 外国人観光客1700万人という過去最高を達成したものの悪条件に見舞われた韓国とは違い、日本は観光客数ですでに韓国をリードしている。

 日本政府観光局の統計によれば、昨年1月〜11月までに日本を訪問した外国人観光客は過去最多で、2198万8000人を超えた。12月までの年間統計はまだ発表されていないが、2400万人前後と予想される。

 日本の外国人観光客増加をけん引しているのは韓国人と中国人観光客だ。同期間中、日本を訪問した韓国人観光客は459万6000人で、韓国を訪問した日本人(210万684人)の2倍以上に達した。
昨年の訪韓観光客 過去最高に=中国「報復」で先行きは不透明
済州島の国際クルーズ客 100万人突破国際クルーズ船で済州島を訪れた観光客が計100万人を突破した。済州港で記念式典が行われ、100万人目のクルーズ客となった中国人客に済州島への往復航空券が贈られた。済州島への国際クルーズ船運航が始まったの



 日本が外国人観光客の人気を集める要因の一つは、地方観光が活性化している点だ。宿泊施設、鉄道など地方の観光インフラが整備されており、日本を初めて訪問する観光客も地方旅行に不便を感じない。

 日本はここ1〜2年の間に中国の地方都市と日本の地方をノンストップで結ぶ航空路線を次々と新設し、地方免税店の数を昨年4月時点の約6600店から東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに2万店に増やす計画だ。
昨年の訪韓観光客 過去最高に=中国「報復」で先行きは不透明
「韓服の美」に魅了韓国の伝統家屋「韓屋」が密集するソウル・北村で中国人観光客が韓国伝統衣装の韓服を着て、記念撮影を行っている。韓国観光公社などによると、中国の建国記念日にあたる国慶節から始まる大型連休(10月1〜7日)に最大で24万人の中国

合わせて各地の温泉や国立公園の自然環境をパッケージツアーで楽しめるよう、体験観光商品を開発している。

◇韓日の共同目標も

 韓日両国は、先月日本で「韓日観光振興協議会」を開き、両国の観光交流規模を1000万人に増やす目標を立てた。  

 韓国を訪れる日本人観光客は2012年9月から下降線をたどったが、昨年2月にプラスに転じてから増加を続けている。韓国が昨年末に過去最高の観光客1700万人を達成した際、1700万人目の観光客も日本人だった。

◇韓国は個人旅行者向けのマーケティング実施へ

 韓国政府は今年、外国人観光客誘致数の目標を達成するために中国人の個人旅行客を対象にしたマーケティングを実施する予定だ。

 新しい観光名所など、人気の個人旅行コンテンツに焦点を合わせて1980年以降生まれのミレニアル世代が韓国を訪れるようにする計画を立てている。

 また中国以外の中華圏や日本、東南アジア市場向けにもそれぞれに合わせたマーケティングを実施し観光市場を開発する計画だ。日本人観光客が好む個人旅行コンテンツを増やし、東南アジア向けにはイスラム教の戒律にのっとったハラル食品を充実させるなど、旅行しやすい環境づくりを推進する。

 ソウルと首都圏中心の観光に依存するのでなく、国内外の観光客の地方観光を活性化するために「韓国テーマ旅行10選」事業も展開する計画だ。

 テーマ旅行10選は3〜4箇所の地方自治体を観光地域としてひとくくりにし、集中的に発展させる5か年計画で、仁川・坡州・水原・華城などの「平和安保」コース、大邱・安東・栄州・聞慶などの「ソンビ(昔の学識者)文化」コースなど10コースを選定した。

2017年1月6日16時3分配信 (C)YONHAP NEWS

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