協議に出席した(右から)韓米日の外務次官=(聯合ニュース)
協議に出席した(右から)韓米日の外務次官=(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】韓国と米国、日本は5日、米ワシントンで3カ国外務次官協議を開き、朝鮮半島非核化の目標を達成するために北朝鮮を孤立させ圧力を強める取り組みを強化することで一致した。 韓国外交部の林聖男(イム・ソンナム)第1次官と米国のブリンケン国務副長官、日本の杉山晋輔外務事務次官はこの日採択した共同声明書で、国連安全保障理事会の北朝鮮に対する制裁決議の成果を強調しながら、「3カ国は共同であらゆる方面からの外交努力を通じ北朝鮮の外交の孤立を深め、労働者(の海外派遣)問題を含む北朝鮮の人権侵害問題を取り上げることで、『国際社会対北朝鮮』の構図を定着させた。また、北朝鮮問題を総体的に扱う必要性について国際社会の認識を高めた」と評価した。 その上で、「今後も韓米日は、国際社会による安保理決議の忠実な履行と併せ効果的な独自制裁の実施、北朝鮮を一層孤立させ圧力を加えることで、北朝鮮が意味ある非核化の道に進むようにさせる」と表明した。 林氏は協議後の共同記者会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が新年演説で核兵力と先制攻撃能力を強化する意向を表明するとともに、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の準備作業が大詰めの段階に入ったと主張するなど、国際社会の非核化要求に真っ向から挑んでいる状況に関し、「韓米日3カ国は北がすでにある非核化の道に乗り出すしかないよう一層努力することで一致した」と説明した。 3カ国の外務次官は「3カ国協力の範囲は、北朝鮮と北朝鮮核問題を含むアジア太平洋地域にとどまらず全世界に拡大された」と評価しながら、域内の多国間協力を増進させる努力が引き続き必要との認識で一致したと説明した。 このほか、開発協力やヘルスセキュリティー、女性、サイバーセキュリティー、海洋・北極関連協約、宇宙、エネルギー新技術分野などを挙げながら、グローバルな協力を通じ共同の利益の達成と世界の繁栄への寄与に努めるとした。 3カ国外務次官協議は2015年4月に始まった。前回の昨年10月に続いて、今回が6回目となる。
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