憲法裁に入るユン氏=5日、ソウル(聯合ニュース)
憲法裁に入るユン氏=5日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の憲法裁判所で5日に開かれた朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する弾劾審判の第2回弁論で、2014年4月の旅客船セウォル号沈没事故当日午前、朴大統領が青瓦台(大統領府)の官邸で業務に当たっていたとの証言が出た。 青瓦台のユン・ジョンチュ行政官は第2回弁論に証人として出席し、朴大統領が事故当日の昼ごろまで官邸にいたと証言した。 ユン氏は当時午前9時に朴大統領が官邸の執務室に入るのを見たとした上で、上品な服を身に付け、化粧やヘアスタイルはある程度されていたと説明した。  朴大統領が官邸の外に出て行くことができる状態だったかについては、「私の記憶では行くことができたと思う」と述べた。 またユン氏自身は業務を行いながら沈没事故に関する報道をテレビで見ていたが、朴大統領がいた執務室にはテレビがないため、朴大統領が報道に接していたかについては分からないとした。ただ、執務室にはパソコンがあると指摘し、テレビではなくそのほかの手段で報道を視聴していた可能性があることを示唆した。 その上で、「(食堂で)昼食を済ませ、執務室に戻ったと聞いた」として、「(正午の)12時以降は朴大統領と対面しなかった」と述べた。 セウォル号沈没事故が起こった日をめぐっては、憲法裁が国民の生命権の保護義務違反に当たるかどうかを弾劾審理の争点の一つにしている。 ユン氏は有名芸能人の元パーソナルトレーナーだが、青瓦台の行政官に抜てきされた。ホテルのフィットネスクラブで朴大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告と知り合ったとされる。
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