【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が4日に発表した昨年12月末の外貨準備高は前月比8億8000万ドル減となる3711億ドル(約43兆8121億円)で、3カ月連続の減少となった。昨年6月以来の低水準となる。 トランプ米次期大統領の経済政策への期待感や米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げなどの影響でドル高が進んだことが影響した。ドル高により、ユーロや円などドル以外の資産のドル換算額が減少したという。 内訳を見ると、有価証券は3433億3000万ドルで、前月比64億5000万ドル増えた。預金は183億7000万ドルで72億9000万ドル減少した。国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)は28億8000万ドルで3000万ドル減った。金保有は前月と変わらず47億9000万ドルだった。 昨年12月末の外貨準備高は前年比では31億4000万ドル増加した。 韓国の外貨準備高は昨年11月末時点で世界8番目の規模だ。1位は中国の3兆516億ドルで、日本(1兆2193億ドル)、スイス(6858億ドル)、サウジアラビア(5383億ドル)、台湾(4343億ドル)、ロシア(3853億ドル)、香港(3850億ドル)と続いた。
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