李総裁=(聯合ニュース)
李総裁=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は3日、金融業界の新年あいさつ会に出席し、韓国経済を取り巻く状況の不透明感が強まっていると指摘した上で、「マクロ経済と金融の安定に最善を尽くす」と述べた。 李総裁は、2016年は英国の欧州連合(EU)離脱決定や米大統領選でのトランプ氏の勝利、朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する弾劾訴追案の国会可決という韓国政治状況の急変など、「驚くべき事件が絶えなかった」とし、こうしたことが韓国の金融・外国為替市場の変動性を大幅に高め、経済主体の心理にも悪影響を及ぼしたと指摘。17年も、昨年浮上した国内外のさまざまな不安要因が韓国経済の重しになるとの見通しを示した。 また、この先しばらくの間、低成長が続く可能性があると述べ、緩和的な通貨政策を維持することで成長の回復を下支えすると説明した。
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