海外からの対韓直接投資は2年連続で200億ドルを超えた。写真はイメージ=(聯合ニュース)
海外からの対韓直接投資は2年連続で200億ドルを超えた。写真はイメージ=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部は3日、2016年の海外からの対韓直接投資は213億ドル(約2兆5000億円、届け出ベース)で、過去最高だった15年(209億1000万ドル)を1.9%上回ったと発表した。2年連続で200億ドルを超えた。 業種別にはサービス業が、形態としては法人を設立し工場などを設置するグリーンフィールド投資が、それぞれけん引した。 サービス業への投資は前年比5.3%増の155億1000万ドルで、6年連続のプラスだった。製造業はサービス業に比べ少ないものの、51億3000万ドルと12.4%増加し、統計が始まった1962年からの累計が1000億ドルを突破した。 グリーンフィールド投資は150億2000万ドルで前年比6.5%増加した。韓国に生産拠点を設けるための投資が増えたことを意味する。その一方で合併・買収(M&A)は、世界的に停滞の流れにあることから、7.8%減の62億7000万ドルにとどまった。 国・地域別にみると、欧州連合(EU)からの投資が過去最高の74億ドルを記録した。前年のほぼ3倍。産業通商資源部によると、製造業がバイオ・医薬と化学工学部門、サービス業は金融・保険とビジネスサービス、地域開発、建設部門を中心に投資が拡大したという。 中国からの投資は3.6%増の20億5000万ドルだった。3年連続で増加した。 前年に好調だった米国からの投資は、昨年は38億8000万ドルに縮小。日本は12億5000万ドルで4年連続のマイナスとなった。 2016年の実行ベースの対韓直接投資は97億6000万ドルと集計された。前年に比べ40.9%減少した。産業通商資源部は、届け出と同時に資金が到着するM&Aが急減したためと説明した。
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