仕事始め式であいさつする黄氏=2日、ソウル(聯合ニュース)
仕事始め式であいさつする黄氏=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相は2日、政府の仕事始め式で、「少しも揺らぐことのないよう安保力量を強化し、国際社会との緊密な協力で北の核脅威に強く対応していく」との方針を示した。 また今年、安保、経済、将来への備え、国民の暮らし、安全の面で政府が全力を尽くすと宣言した。外交では寸分の空白も生じないよう努力し、米国、日本、中国、ロシアなど世界各国との協力を拡大していくと強調した。 黄氏の発言は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が新年演説で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験準備が最終段階に入ったとして核・ミサイル能力の高度化を誇示したことや、今月20日の米トランプ新政権発足、米中間の緊張の高まりなどで北東アジアの外交・安保関係が揺れ動いている状況を踏まえたものとみられる。
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