聴聞会の様子=26日、ソウル(聯合ニュース)
聴聞会の様子=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件をめぐる国政調査を行っている国会の国政調査特別委員会は26日、前青瓦台(大統領府)政策調整首席秘書官の安鍾範(アン・ジョンボム)被告と前青瓦台秘書官のチョン・ホソン被告の聴聞会をソウル南部拘置所で開いた。 複数の同委員会所属議員によると、安被告は、崔被告が実質的に支配していた文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Kスポーツ財団」の設立、大企業の両財団への資金拠出などにについて、「朴大統領が決定し、指示し、履行した」と話したという。 また、訴状に記載された内容のうち、安被告本人が判断や決定を下し、履行したことがあるかという質問に対し、安被告は「自ら判断して履行したことは一つもなく、全て朴大統領が指示した」と答えた。 一方、チョン被告は機密漏えいの罪をおおむね認めたが、「一つ一つ朴大統領から指示を受けていたのではない」と話した。 2014年4月に起きた旅客船「セウォル号」沈没事故当日の朴大統領の行動については、「その前後は朴大統領のスケジュールが過密だったが、その日だけは唯一、日程が空いていた」とした上で、「朴大統領は非常に疲れていたものと承知しており、官邸にいた」と説明した。  事故当日の午後2時を過ぎてから官邸に行ったが、朴大統領に直接会ったのか、インターホン越しに話したのかは覚えていないと述べたという。 チョン被告は、朴大統領の発言資料が崔被告に渡っていた事実を認め、「崔氏が意見を言い、アンダーラインを引いて修正した」と話した。 また、「崔氏は朴大統領が信頼し、よく知っている方なので多くのことを相談した」とした上で、「公式的な肩書はなく裏で助けていた方なので、金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長(当時)や禹柄宇(ウ・ビョンウ)民政首席秘書官(当時)に報告しなかった」と説明した。
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