戦闘機に搭載されたタウルス(タウルス・システムズ提供)=(聯合ニュース)
戦闘機に搭載されたタウルス(タウルス・システムズ提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国空軍が22日、長距離空対地ミサイル「タウルス」の配備を記念する行事を開いた。韓国中部の大田から発射しても北朝鮮・平壌の重要施設を攻撃することができるミサイルで、空軍の主力戦闘機F15Kに搭載される。空軍はこの日の行事で、F15Kに搭載されたタウルスを初めて公開した。 タウルスは北朝鮮の核とミサイルの脅威に対し抑止力を強化する目的で2013年に導入が決定した。2018年にかけて約170発を順次導入する計画で、最初の約10発は今月初めにドイツから到着した。  タウルスにはステルス技術が用いられており、北朝鮮のレーダーに探知されにくい。射程は500キロで、北朝鮮に挑発する兆候があれば、その防空圏外の後方からでも北朝鮮の核とミサイルをはじめとする主要目標を正確に攻撃することができる。北朝鮮にミサイル発射の兆しがあれば先にこれを破壊する「キルチェーン」の柱として運用される。 空軍の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)参謀総長は「タウルスの配備により、空軍は北の挑発に対する抑止効果と共に、戦時には敵の中心に位置する標的を強力かつ精密に攻撃する能力を備えることになった」と述べた。敵が挑発すれば徹底的に報復すると強調した。
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