大韓航空の航空機=(聯合ニュースTV)
大韓航空の航空機=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓航空の操縦士労働組合は22日午前0時からストライキに入った。31日まで10日間行われる予定で、旅客機と貨物機を合わせた運航率は93%水準になると見込まれる。 操縦士労組は会社との賃金交渉の決裂を受け、ストを決定した。労組は当初、賃上げ率を37.0%と要求してから29.0%に修正したが、会社側は従来の1.9%を固守し、合意に至らなかった。 労組は同社が10年間、操縦士の実質賃金を削減し、外国航空会社との賃金差が2~3倍に広がり、有能な人材が多く流出しているとし、賃上げを求めている。会社側はしかし、公平性を理由に一般労組と合意した賃上げ率を適用するとの立場だ。 航空業は公益事業に指定されており、操縦士のスト参加率が制限される。大韓航空の場合、操縦士約2300人のうち、20%程度の約480人だけが参加できる。 操縦士労組は乗客の不便を最小化し安全な飛行を期すため、189人だけがストを行うことを決めた。スト中にも交渉は続ける方針。 運休する旅客機は国際線24便、国内線111.5便。仁川と成田、関西を結ぶ日本便にも運休が出る。
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