統一部の洪容杓長官=(聯合ニュース)
統一部の洪容杓長官=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の洪容杓(ホン・ヨンピョ)長官は18日の記者懇談会で、「従来の政策基調を維持しながら、北の非核化を導き出すための努力を続けていく」と述べた。政府の北朝鮮政策は基本的に一貫性を維持するとした。 また、朝鮮半島統一の準備の一環として非核化とともに、北朝鮮の人権問題改善に向けた努力、統一に対するコンセンサス拡大に向けた努力、北朝鮮脱出住民(脱北者)支援政策の改善に向けた努力を続けていると強調。特に、北朝鮮人権問題については実態調査を推進していると説明した。 北朝鮮人権法に盛り込まれた北朝鮮人権財団を発足できずにいることについては、「国会と協議し、早期に発足させられるよう努力する」と述べた。 韓国では最初の国会提出から10年以上かけて北朝鮮人権法が今年3月に成立し、9月から施行された。同法には北朝鮮の人権問題などを調査し、政策を検討する北朝鮮人権財団の設立も盛り込まれているが、野党側の理事推薦が遅れているため、発足していない。統一部は年内発足を目指し、調整を進めている。
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