朴大統領の弾劾可決　フィッチ「格付けに重大な悪影響ない」

【ソウル聯合ニュース】欧州系大手格付け会社のフィッチ・レーティングスは１４日に出した報道資料で、朴槿恵（パク・クネ）韓国大統領に対する弾劾訴追案が国会で可決されたことについて、韓国の格付けに重大な悪影響を与えないとの見方を示した。　同社は、憲法裁判所が弾劾の可否を判断するのに最長１８０日かかるが、２００４年の盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領（当時）に対する弾劾審判の前例と、国会の弾劾への強い意欲を踏まえると「はるかに早く結論が出る可能性がある」とした。　弾劾が確定した場合、新大統領が選出されるまで政局の不透明感を受けた投資の先送りなど経済活動の萎縮が見込まれるとしながらも、「中期的に見ると、政治不安が経済活動に深刻な影響を与えることはなさそうだ」と予測した。