カン・チュンヒョクさん(北韓人権市民連合提供)=14日、ソウル(聯合ニュース)
カン・チュンヒョクさん(北韓人権市民連合提供)=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ラップで北朝鮮の体制を批判し実情を暴露する北朝鮮脱出住民(脱北者)、カン・チュンヒョクさんが話題を集めている。 北朝鮮・咸鏡北道出身のカンさんは1998年に家族と共に脱北し、2001年に韓国入りした。 初の脱北者ラッパーを目指していた2年前、ケーブルテレビの番組に出演し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏を非難する内容のラップが受け、注目を浴びた。 当時、金委員長について「腹のぜい肉落とせ。俺は怖くない公開処刑。だからここに来た公開オーディション」と毒舌を交えたラップを披露した。 ソウル・弘益大を卒業後も北朝鮮の実態を知らせるための音楽活動を続けている。 カンさんは「誰もが自由に接することができる音楽を通じ表現すれば、人々により伝わりやすくなると思いラップを選択した」と話す。 16日にはソウル・麻浦でシングルとミュージックビデオ発表を記念するコンサートが開かれる。新曲「For The Freedom」など3曲を歌い、ミュージックビデオを公開する予定だ。
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