煙突から煙を出す工場(資料写真)=(聯合ニュース)
煙突から煙を出す工場(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国未来創造科学部は12日、工場などから排出される二酸化炭素などの温室効果ガスを利用して化学物質を作る技術を商用化するための「炭素の資源化計画」を発表した。 産業通商資源部や環境部などの合同で発表された同計画によると、政府は温室ガスを資源化するための技術を検証するため、来年から2022年まで、総額475億ウォン(約47億円)を投じる。 「炭素の資源化」は産業団地や発電所から排出される一酸化炭素や二酸化炭素を利用し、メタノールや軽油などの燃料や化学製品を生産する技術。温室ガス削減を進める地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」が先月4日に発効したことを受け、計画されたという。 未来創造科学部の鄭炳善(チョン・ビョンソン)基礎源泉研究政策官は「炭素資源化の技術は温室ガスを資源化し、化学製品を作る革新的な逆転の発想の技術」とした上で、「今回の計画樹立を契機とし、早期に技術の実証に着手し、民間への拡散と商用化促進に万全を期す」と話した。 同部は今回の計画により2030年までに年間2500万トンの温室ガスが削減され、16兆3000億ウォンの経済効果があると期待している。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0