左から文氏、安氏、潘氏、李氏=(聯合ニュース)
左から文氏、安氏、潘氏、李氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件で朴大統領の弾劾の手続きが進められ、次期大統領選の有力候補らの支持率にも影響が出たことが12日、分かった。 韓国世論調査会社のリアルメーターが5日から朴大統領の弾劾案が可決された9日まで、2517人を対象に実施した調査結果によると、朴大統領の支持率は10.9%となり、前週より0.4ポイント上昇した。不支持率は0.2ポイント下落した85.3%だった。 次期大統領選の有力候補の支持率は、最大野党「共に民主党」の前代表、文在寅(ムン・ジェイン)氏が2.3ポイント上昇した23.1%でトップ。6カ月ぶりの高水準となった。リアルメーターは朴大統領の弾劾と即時退陣を強く求めたことが文氏の支持率を押し上げたと説明した。 国連事務総長の潘基文(パン・ギムン)氏は0.1ポイント下落の18.8%となり、2位をキープ。ソウル近郊・城南市の李在明(イ・ジェミョン)市長(共に民主党)が1.5ポイント上昇の16.2%となり、4週連続上昇して過去最高を記録した。李氏の躍進で次期大統領選の構図は3強体制の様相となった。リアルメーターは李氏が朴大統領の逮捕を主張するなど、強気の言動を続けていることが支持アップにつながっていると分析した。特に、野党の地盤である全羅道で21.3%に上昇し、文氏(21.5%)を追い上げている。文氏の地元、釜山・慶尚南道でも3.1ポイント上がった12.6%を記録するなど、今後党内で激しい競争を繰り広げそうだ。 第2野党「国民の党」の前代表、安哲秀(アン・チョルス)氏は1.9ポイント下落の8.0%だった。 政党支持率は共に民主党が35.9%となり、党名を変更してから最も高くなった。2位の与党セヌリ党との差は14.7ポイントから18.6ポイントに広がった。国民の党は朴大統領の早期弾劾を先送りさせたとの批判を受け、3.0ポイント下落した12.3%となった。
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