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朴大統領が共犯 財閥に圧力かけた元秘書官ら起訴=韓国検察
【ソウル聯合ニュース】朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入疑惑を捜査している検察特別捜査本部は11日、韓国の財閥CJグループの李美敬(イ・ミギョン)副会長を経営の一線から退かせるよう強要した罪で趙源東(チョ・ウォンドン)元青瓦台(大統領府)経済首席秘書官を在宅起訴した。また、崔被告がウインタースポーツ関連事業を口実に政府や企業から支援金を得ようとした際に実際に行動を起こした金鍾(キム・ジョン)前文化体育観光部次官を、職権乱用権利行使妨害や強要の罪で起訴した。いずれも朴大統領が共謀したと結論付け、関連捜査を終了した。 検察によると、趙被告は2013年7月ごろ、CJグループの孫京植(ソン・ギョンシク)CJグループ会長に、朴大統領の意向だとしながら「(李副会長が)退かなければ大変なことになる」と圧力をかけた疑いがもたれている。CJグループはこの要求に応じなかったため、検察は強要行為が未遂に終わったと判断した。 また、検察は趙被告に対する訴状に、韓国観光公社子会社のグランドコリアレジャーに圧力をかけて障害者フェンシング団を創設させ、選手たちに崔被告が運営する企業と専属契約を結ばせたとする内容も記載した。朴大統領と前青瓦台(大統領府)政策調整首席秘書官の安鍾範(アン・ジョンボム)被告が共犯だったとの見方を示した。 一方、金被告は、崔被告のめいのチャン・シホ被告が設立した「韓国冬季スポーツ英才センター」に後援金を出すよう企業に強要した罪(職権乱用権利行使妨害および強要)に問われた。崔被告、チャン被告と共謀し、金被告が実際に企業に圧力をかけ、サムスングループなどに18億2000万ウォン(約1億8000万円)を支援させたとみられている。 金被告は14年4月に文化体育観光部所管の体育人材育成財団の海外研修を担当する事務総長に圧力をかけ、自身と付き合いのある人物が在職する米ジョージア大を海外研修先に選定させた疑いがある。 また、今年3月、崔氏が私物化したとされるKスポーツ財団と崔氏の会社が大韓体育会(韓国オリンピック委員会)に代わって広域スポーツクラブ運営権を独占できるよう、職務上の秘密にあたる文化体育観光部の文書2件を崔被告に渡した罪(公務上の秘密漏えい)も適用した。 検察は金被告と共謀し企業に圧力をかけた罪で崔被告を追起訴した。