中国首席代表と協議するため北京へ出発する金氏=9日、ソウル(聯合ニュース)
中国首席代表と協議するため北京へ出発する金氏=9日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める金ホン均(キム・ホンギュン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長が9日、中国首席代表の武大偉・朝鮮半島問題特別代表と協議するため北京に向かう前、「国内が厳しい時期ながら、北の核問題のようなわれわれの死活にかかわる国益がかかった事案は外交的なロードマップに従い、わずかのぶれもなく推進していくという立場で臨む」と述べた。聯合ニュースの取材に答えた。 武氏とこの日、北朝鮮核問題全般に対し踏み込んだ協議をする計画だという。金氏は「中国を含む国連安全保障理事会の理事国が採択した北朝鮮制裁決議を徹底的に履行する問題と、最近の朝鮮半島と周辺情勢の変化について認識を共有し、これを踏まえて韓中の戦略的な意思疎通と協力関係を一層強化、発展させる方策を議論しようと思う」と説明した。 韓中首席代表の会合は、先月末の国連安保理による北朝鮮制裁決議採択後で初めて。この日は韓国国会で朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追案の採決が予定されているが、韓国政府としては弾劾問題の行方と関係なく北朝鮮政策を揺るぎなく推進するという点を国内外にアピールする意味もありそうだ。 
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0