【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件の真相解明に向け、7日に国会で開かれた国政調査の聴聞会に出席した金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長は304人が死亡・行方不明になった旅客船セウォル号沈没事故(2014年4月16日)当日の朴大統領の動静について、「青瓦台にいたということだけ知っている」と述べた。金氏は事故当時、朴大統領の秘書室長を務めていた。 朴大統領が沈没事故当日、事故の報告を受けたにもかかわらず青瓦台に美容師を呼び、約90分をかけて髪をセットしていたとの報道に関しては、「知らない。官邸での(朴大統領の)私生活についてはよく分からない」として、「私に話してくれる人もなく、(大統領が)何時に起きていつ髪をセットするのか分からない」と明らかにした。その上で、「公式の仕事はやっているが、官邸内で起きることについては分からない」とあらためて強調した。 事故当日の朴大統領の具体的な動静は明らかになっていないため「空白の7時間」と呼ばれ、「密会」や「美容整形の施術」などの疑惑が浮上。青瓦台は先月、ホームページに「誤報・怪談(デマ)を正す」というコーナーを新たに設け、「この日は主に官邸の執務室を利用した」と明らかにしていた。
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