談話を発表する朴大統領=29日、ソウル(聯合ニュース)
談話を発表する朴大統領=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件で弾劾の危機に追い込まれている韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が29日、青瓦台(大統領府)で3回目の国民向け談話を発表した。談話発表は5分間行われた。約9分だった2回目の談話より短いが、1分40秒程度だった初めての談話よりは長かった。 朴大統領は午後2時半、グレーのジャケット姿で登場し、頭を下げてあいさつ。やや硬い表情で、淡々と談話を読み上げた。 「大統領の任期短縮を含む進退問題を国会の決定に委ねる」とした場面では少し声を詰まらせた。 2回目の談話を発表した際は目に涙を浮かべたが、今回は涙を見せなかった。 朴大統領を補佐する韓光玉(ハン・グァンオク)大統領秘書室長らは起立したまま、沈痛な表情で談話を聴いた。目を赤くした参謀もいた。 談話発表後、現場にいた一部の記者が「質問があります」と叫んだ。青瓦台は1回目、2回目と同じく、今回も質問は受けないとの方針を示していた。 これに対し、朴大統領は「今日はいろいろ重苦しい話をしたので、近いうちにいろいろな経緯について詳細に話します」として、「皆さんが質問したいこともその際にしてほしい」と述べた。 「崔順実との共犯関係を認めるか」などの質問も出たが回答せず、会場を後にした。
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