国防科学研究所が開発した高出力EMP発生装置(提供写真)=(聯合ニュース)
国防科学研究所が開発した高出力EMP発生装置(提供写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍が高高度核爆発や雷などによって発生する電磁パルス(EMP)で、北朝鮮の無人機を撃墜する技術の研究開発に取り組んでいることが27日まで分かった。 軍当局によると、政府系の国防科学研究所が「指向性の高出力EMP発生装置」を開発しており、これを小型無人機の対応に活用することを推進している。 同技術は今月下旬に開かれた軍事科学技術学会でも発表された。同学会で国防科学研究所は「小型無人機のぜい弱性の分析とEMP技術を融合すれば、EMPを活用した小型無人機対応技術を確保できる」と見通した。 EMPで無人機を撃墜する技術は、電子装備が一定水準以上のEMPに露出した場合、破壊されるなどの原理を基にしている。2次被害の懸念もないことから先進国は先を争うようにこれらの技術開発を行っている。 北朝鮮の無人機は2014年にソウル近郊などで相次いで発見されるなど、韓国にとって新たな脅威として浮上した。軍当局によると、北朝鮮軍はその後も西部戦線一帯で無人機の離着陸訓練を大幅に強化したほか、監視装備も増強しているという。
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