来シーズンで引退を決めたイ・スンヨプ(三星ライオンズ)は、選手として最後のオフや来シーズンについて語った。(提供:OSEN)
来シーズンで引退を決めたイ・スンヨプ(三星ライオンズ)は、選手として最後のオフや来シーズンについて語った。(提供:OSEN)
プロ野球選手たちにとって12月は“ヒーリングタイム”だ。2月1日の春季キャンプから始まり、11月までのリーグ戦とポストシーズンと最後のキャンプまで消化していくと、気楽に休める期間はないからだ。プライベートの予定を楽しめる唯一の時期でもある。

イ・スンヨプ の最新ニュースまとめ

 来シーズンで引退を決めたイ・スンヨプ(三星ライオンズ)は、選手として最後のオフや来シーズンについて語った。


<b>―どのように過ごしていましたか。</b>
例年よりシーズンが早く終わり、なんか虚脱感すらありました。何といってもチームの成績がよくなかったので、気持ちが楽ではなかったのでそうだったのだと思います。年長者として責任取らなければならない部分だとも思っています。シーズン中は“0点の夫”であり“0点のパパ”でしたが、今は家族と楽しい時間を過ごしています。妻と二人の息子は私の人生の全てだということを改めて感じるこの頃です。

<b>―個人の成績を見ると満足のいくシーズンではなかったですか?</b>
野球はチームスポーツです。「チームより偉大な選手はいない」という言葉のように、どんなに個人の成績がよくてもチームの成績がついてきてなければ、何の意味もありません。チーム内の最年長者として成績不振への責任から自由にはなれません。同じ失敗を繰り返さないつもりです。

<b>―選手として最後のオフシーズンですが、感慨深いものがあるのでは?</b>
“野球選手イ・スンヨプ”に与えられた時間は残り少ないです。最近になって時間が本当に早く感じます。全ての瞬間が本当に大事だということを切実に感じますね。来年は1塁手として100試合以上出るのが目標だとしたので、例年よりも早くから体を作っていく予定です。特にウェイトトレーニングに力を入れて、来年の春季キャンプに合わせて100%のコンディションを作り上げたいです。

<b>―キム・ハンス監督は「原点と競争」をテーマに掲げましたね。</b>
野球において年齢、学力、財力などは全て無意味です。ただ実力だけで勝負しなければなりません。球場に行けば20歳でも40歳でも皆同じです。私だからと言って例外はありません。同じように競争するのが当然だし、競争構図が形成されてこそ、チームが強くなるんです。

<b>―今シーズン、韓国プロ野球界に八百長を始めとした大小の不祥事が相次ぎましたね。</b>
プロ選手として球場の中でも外でも常に模範にならなければならないのに、きちんとできなくて残念です。数多くの誘惑に勝ってこそ、自分の目標を達成することができるんです。世の中に簡単に手に入れられるものはありません。プロ選手として常に自負心と責任感を持つべきだと思っています。

<b>―来シーズンの跳躍のためにはイ・スンヨプのような年長者の役割が大事ですね。</b>
百の言葉より模範になる行動一つの中で、後輩たちは感じてくれるものだと思います。どんなに良い話でもひょっとすれば小言になるかもしれません。私自身が野球選手としてグランドの中でも外でも常に最善を尽くしていれば、後輩たちに大きなメッセージを伝えられると思っています。ただ野球に関して私に聞きたいことがあれば、いつでも来てほしいです。私が知っていることは全て教えるつもりです。

<b>―来シーズンの目標は?</b>
今シーズンを振り返ると、残念に思うことばかりです。選手として同じ失敗を繰り返してはいけません。個人的には最後のシーズンであるので、有終の美を飾りたいですね。来年になったら時間の流れがもっと早く感じると思いますが、1分1秒も無駄にしないようにしたいです。球場でも最後の瞬間まで全力を尽くす選手として記憶に残ってもらいたいですね。ファンと共にできる時間が残り少ないので、良い思い出を残したいです。打率3割・HR30本・100打点は最小限の目標です。

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