朴大統領との対面聴取が難航中の検察、賄賂容疑での起訴に難色

崔順実（チェ・スンシル、60）被告の国政介入疑惑を捜査中の検察が、朴槿恵（パク・クネ）大統領（64）に対する対面聴取なしに、関係者を賄賂容疑で起訴するのは難しいと難色を示した。検察は、朴大統領を賄賂授受の当事者とみて、捜査を続けている。

　検察特別捜査本部は、朴大統領が対面聴取を拒否している現状況で、大企業やスポーツ財団間に”対価性”のある金品が行き来していたとしても、当事者らを賄賂罪で起訴するのは難しいとの立場を25日、明かした。

　検察関係者は「賄賂を与えた人物の陳述が確実だとしても、（賄賂を受けた人物の調査なしに起訴するのは）容易ではない」とし、「現段階で、その人物（朴大統領）に関して聴取のタイミングを見計らっており、賄賂供与にあたるかどうかについて慎重に調べを進めている」と説明した。