朴大統領の訪日実現は不透明だ=(聯合ニュース)
朴大統領の訪日実現は不透明だ=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾に向けた動きが本格化していることを受け、外交当局は12月開催で調整中の韓日中首脳会談の対応に苦慮している。 日本政府は12月19~20日の日程で韓日中3カ国首脳の会談を調整しており、韓国政府はこれまで朴大統領が出席するとの方針を示してきた。だが、朴大統領の弾劾に向けた動きが一気に加速したことで、就任後初めてとなる日本訪問ができなくなる可能性が出てきた。 韓国の野党は来月2日または9日に弾劾訴追案の票決を行う方針で、同案が可決されれば、朴大統領は職務停止となり、韓日中首脳会談に出席できなくなる。そうなれば、韓国政府は参加を見送るか、権限を代行する黄教安(ファン・ギョアン)首相の出席を検討することになる。 朴大統領の弾劾をめぐり政局の不透明感が高まったことを受け、外交部当局者らは戸惑いを隠せずにいる。 改善に向かっていた韓日関係の新たな転機になるとみられていた朴大統領の訪日が実現しない可能性が出てきた上、発足当時に主導的な役割を担った韓日中首脳会談が韓国のせいで台無しになりかねないからだ。 もし、朴大統領が今回の首脳会談に出席できなくなれば、父の朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領に続き、在任中に日本を公式訪問しなかった韓国大統領となる。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0