24日に行われた韓国海軍艦艇による射撃訓練(海軍提供)=(聯合ニュース)
24日に行われた韓国海軍艦艇による射撃訓練(海軍提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国海軍は北朝鮮による延坪島砲撃事件(2010年11月23日)から6年となったのに合わせ、25日に周辺海域で大規模な海上機動訓練を行い北朝鮮の挑発に対する反撃の意志を誇示した。海軍が発表した。 延坪島砲撃事件から丸6年になった直後に始まった訓練には、イージス駆逐艦や潜水艦などの艦艇約20隻、P3海上哨戒機、リンクス海上作戦ヘリコプター、空軍の戦術機などが投入されている。 黄海の防衛を担当する海軍第2艦隊は海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)付近での北朝鮮の挑発への対応や海上武力示威機動、艦砲実射撃、対潜戦など実戦的な訓練を行っている。 また、済州島沖では海軍第7機動戦団が北朝鮮の潜水艦による挑発に備え対潜戦訓練を実施しているほか、東海では第1艦隊がNLL局地挑発への対応や対潜戦訓練、原子力発電所を含む国家主要施設の防衛訓練などを行っている。 海軍はこの日午前、京畿道・平沢の第2艦隊司令部で海軍制服組トップの厳賢聖(オム・ヒョンソン)海軍参謀総長が主要指揮官会議を開いた。 これまで海軍は主要指揮官会議を忠清南道・鶏竜台の海軍本部で開いてきたが、今年は北朝鮮の挑発に対する反撃の意志を示すため、黄海の防衛を担う第2艦隊で行った。 厳総長は「SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)発射実験や金正恩(キム・ジョンウン、朝鮮労働党委員長)の黄海前線部隊視察、ステルス性能を備えているとみられる新型艦艇の建造など、敵はいつでも挑発の準備ができており機会をうかがっている」として、万全の警戒態勢を取るよう指示した。
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