殺処分の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
殺処分の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
【清州聯合ニュース】韓国の西部、黄海沿岸を中心に高病原性(H5N6型)鳥インフルエンザが同時多発的に発生し、カモやニワトリなどの大量死が相次ぎ、感染拡大を防ぐための殺処分が進められている。 鳥インフルエンザは発生した農場から隣接した農場に伝染することが多かったが、今回は異なる様相を見せていることに加え、致死率が高く、広がりも速いため、被害の拡大が懸念されている。 またこれまでのように感染経路が明らかになっておらず、一定のパターンが確認できないほど、全国のあちこちで発生している。  野生の渡り鳥が越冬する河川が農場周辺にあるという共通点があるだけで、原因は明らかになっていないが、エサが豊富な黄海から渡り鳥が河川に沿って移動する途中にウイルスを拡散させているとの分析が出ている。 さらに、今年発生した鳥インフルエンザは中国で死者を出したH5N6型で、当局や畜産農家などは懸念を深めている。 畜産当局関係者は「調査をしているが明確な感染経路が把握できない」とした上で、「鳥インフルエンザが黄海の沿岸を中心に同時多発的に発生している点から、渡り鳥による伝播(でんぱ)の可能性が高い」と説明した。
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