前次官から「リオ五輪辞退」の圧迫受けた水泳パク・テファン 「偉い方の言葉…でも五輪出場は諦めたくなかった」
前次官から「リオ五輪辞退」の圧迫受けた水泳パク・テファン 「偉い方の言葉…でも五輪出場は諦めたくなかった」
韓国水泳選手パク・テファン(朴泰桓、27)が、金鍾(キム・ジョン)前文化体育観光部次官より「リオ五輪出辞退」の圧迫を受けたとの疑惑について言及した。

パク・テファン の最新ニュースまとめ

 パク・テファンは21日、東京で開かれていた第10回アジア水泳選手権大会の全日程を終え、記者陣の前で「ことし5月、金前次官と会った際、企業の後援および大学教授と関連した話が出たが、耳に入ってこなかった。リオ五輪に出たい、という気持ちしかなかった」と明かした。

 これを前に、去る5月25日に金次官がパク・テファンと面談した席で、リオ五輪出場を諦めるよう勧めたとの疑惑が提起された。

 金前次官は当時、パク・テファンに「リオ五輪出場を諦めれば、企業スポンサーを紹介する」と約束。また、将来は檀国(タングク)大教授に就任すべきなのではと懐柔し、リオ五輪に出場すれば不利益を被るだろうという趣旨の圧力をかけていたとされる。

 同件について「金前次官と会うことになった状況など、詳細に(ここで)語ることは難しい」とした上で、「僕が話をする相手としては、あまりに偉い方だった。だから、とても緊張したし怖かった」と当時を振り返った。

 「僕は主に、話を聞くだけの立場だった」としたパク・テファンは、「何度も考えてみたが、やはり五輪に出たいという思いが強かった。選手として、今後耐えられるだろうか、という重圧を感じていた」と明かした。

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