朴大統領めぐるスキャンダル　新体操界のアイドルにも飛び火

【ソウル聯合ニュース】韓国の新体操のエースで国民的人気を誇る孫延在（ソン・ヨンジェ）さんが、政府が国民の健康増進を目的に考案した「ヌルプム体操」をめぐり非難を浴びている。多額の予算が投じられたこの体操は、朴槿恵（パク・クネ）大統領の親友で職権乱用や強要などの罪で起訴された崔順実（チェ・スンシル）被告の側近、チャ・ウンテク容疑者が制作を手掛けた。　バンクーバー五輪フィギュアスケート女子金メダリストのキム・ヨナさんがヌルプム体操普及のためのイベント出席を断ったために、大韓体育会（韓国オリンピック委員会）の２０１５年の「スポーツ英雄」の候補から外されるなどさまざまな不利益を受けたという疑惑が浮上したことから、キムさんの一部のファンが、このイベントに出席した孫さんを非難し始めた。孫さんのインスタグラムは日ごろ１００件前後の書き込みがあるが、２１日現在、７００件に上っている。孫さんの所属事務所のホームページもアクセスが集中し、つながらない状態だ。　孫さんが今年２月に大韓体育会の体育賞大賞を受賞したことに対しても、疑いのまなざしを向ける人がいるようだ。