鄭報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
鄭報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の鄭然国(チョン・ヨングク)報道官は21日、記者団に対し朴槿恵(パク・クネ)大統領が提案した国会推薦の首相任命に関連し「野党は大統領が提案したこととは違う意味で要求している。条件が多少違ってきているため見守る必要がある」と述べた。野党が朴大統領の退陣を前提に首相を推薦するなら受け入れられないとする立場を示したものとみられる。 鄭報道官は「朴大統領の提案について野党は拒否し続けてきた。さまざまな主張が出ており状況が変化している」と指摘した。 当初、朴大統領は退陣や任期短縮などの前提条件なしで国会が首相を推薦すれば、その首相に実質的な権限を与え国政運営していく意向を明らかにしていた。 一部で朴大統領が丁世均(チョン・セギュン)国会議長に対し「国会が推薦する首相を任命する」とした約束を撤回するのではないかとの見方が広まると、鄭報道官は大統領府担当記者らにメールを送信し、「国会議長を訪問した際、大統領が首相の権限について話した立場に変わりはない」と説明した。 鄭報道官は、野党と対話を通じ解決するという姿勢を維持しているとしながら「見極めたい」と述べたことについて、野党の主張に一貫性がないため見極めざるを得ないという意味だと述べた。 一方、先週国会で可決された特別検察官任命などに関する法案に朴大統領が拒否権を行使するかどうか尋ねられると、「大統領は明確に特別検察官による捜査を受け入れると述べた」と強調した。 鄭報道官は前日の記者会見で朴大統領の親友の崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入疑惑などに関する検察の中間捜査結果発表について、「全く事実ではなく客観的な証拠を無視したまま想像と推測を重ねた砂上の楼閣だ」と反発している。
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